EP.6「牡牛座ってどんな人?」

ざきさん「ドナドナドーナードーナー♪」


アヤさん「子牛を乗ーせーてー♪」


ざきさん「母と引き離された子牛。彼を待ち受けていたのは底知れぬ暗闇と限りなき絶望だった」


アヤさん「耐えるしかないのか。そう諦めかけたとき、希望の光が射し込む」


ざきさん「これは…いけるかも知れない…」


アヤさん「子牛は痩せ細ったその体を奮い起たせ、小さな…しかし大いなる1歩を踏み出した。」


ざきさん「次回。『プリ○ンブ●イク』」

アヤさん「見ないと連れ去っちゃうぞ!」


見るんでとりあえず解説どうぞ

アヤさん「お、対応の仕方が分かってきたようやのー」


ざきさん「いいセンスだァ」


アヤさん「そんじゃ、そろそろ始めるか。今回は牡牛座やなー」


ざきさん「牡牛座は一言で言うと、超!超!超ーっ!マイペースだ」


アヤさん「他人にペースを乱されることが大嫌いだ」


ざきさん「これは牡牛座が幼児を象徴するからなんだな」


幼児を象徴する…。

なるほど、前の牡羊座は赤ん坊だった。

だからその次に来る牡牛座は幼児。

アヤさん「そういうことだの。そして幼児を思い出してみるがいい」


ざきさん「超マイペースだろ?」


…なるほど

アヤさん「とかく、やたらめったら何かに手を出すし口に入れる。それを阻もうものなら」


ざきさん「即座にガン泣きな。お父さんお母さんいつもホントお疲れ様でーっす!」


アヤさん「お前が言うと煽ってるようにしか聞こえんわ」


ざきさん「うるせぇやい!あとは、五感が研ぎ澄まされているってのが牡牛座の特徴だな」


アヤさん「だから手触りが良いものが大好きだな。もふもふしたものとかな」


ざきさん「あとは他の星座よりも食に対するこだわりがあるな。美味しいご飯さえ食べてればご機嫌取れる。これは覚えておくといいぞ!」


なんていうか、本当に小さい子供のようだ。

ざきさん「さて、そんな牡牛座の特徴は「頑固さ」だ」


アヤさん「こやつらの頑固さは凄まじいぞ」


ざきさん「頑固さ、つまり今の自分に、今の状況に徹底的にこだわる。とにかく変化を起こすのは大の苦手だ」


前回もそうだったが、やはり悪口のようにしか聞こえない…

アヤさん「はっはっは、浅薄な。頑固さが悪いことなど浅慮にもほどがあろうに」


そう言われても、頑固さというと悪いイメージしかないけど。

アヤさん「はいはい。まぁ、楽しみにしておけ。はいざっき、続き」


ざきさん「変化を恐れるということは「未知」というものに恐怖を抱くということ。牡牛座はそれが特に強いんだわ」


アヤさん「うむ。故に例えばだ、ブラック企業というのがあろう?これに牡牛座がハマると悲惨なことになる」


ざきさん「今の環境はガチで辛い。だけど、知らない環境に飛び込むのはもっと怖い」


アヤさん「結果、未知という恐ろしいものに飛び込むぐらいなら、今見知っている苦痛に縋りついた方がマシだ、そんな状況になる」


そんなことになるのか…信じられないけど…

ざきさん「まーな。牡牛座にとっては、それほど変化ってのは怖いのさ」


アヤさん「何故、頑固になるのか」


ざきさん「それは今あるものだとか、自分が持っているものを守りたいからさ」


アヤさん「今ここにあるもの、今触れられるもの、確かにその存在を感じられるもの、牡牛座はそれを何よりも大事にする」


ざきさん「信念だとか哲学だとか、それも良いけど、そのために身を削るようなことはしない」


アヤさん「そういう意味ではどの星座よりもリアリストよな」


ざきさん「だなぁ。そして一度信じたら絶対に信じる。何があっても、どんなことがあっても、丸っきり全部引き受ける」


アヤさん「それこそ、五感を、すべての感覚を駆使して信じ続ける」


ざきさん「じゃあ、そんな牡牛座が暗い絶望じゃなく、その先に『光』を見たらどうなると思う?」


何故だか鳥肌が立った。

アヤさん「どこまでも、どこまでも光を信じ続けるだろうな」


ざきさん「例えその途中でどんな困難や試練があっても、絶対に彼らはそれを踏み越えてくる」


アヤさん「いけるかも知れない、そう思った牡牛座の歩みもまた凄まじい。並大抵の事では止められんよ」


ざきさん「何故なら頑固だからな。しかもそもそものスピードが遅いから、コツコツした努力や成果が出ない時期もへっちゃらだな」


アヤさん「牡牛座を見ていると、希望さえあれば人は生きていけるのかも知れんと思わされるな」


…あぁ、そうか。だから小さい子供なんだ。

ざきさん「そういうこと。何も知らない、そんな赤ん坊の時期を越えて、牡牛座のステージでは実際に何かに触れていくことになる」


アヤさん「もちろん、未知のものに触れるのは怖い。しかし触れねば始まらない」


ざきさん「そして恐る恐る触れた先で、一気に世界が広がる」


アヤさん「色や形を見ること、いくつもの音を聞くこと」


ざきさん「どこからか漂う香りを嗅ぐこと、初めてナニかを手に取ること、そして愛に溢れた食事を摂ること」


アヤさん「人はその遠い昔に覚えた感動を忘れ去っていく」


ざきさん「だが、牡牛座は違う。それこそ、遺伝子レベルと言っても良いくらいに、五感に対して鋭敏だ」


アヤさん「そして、それを使って見つけるのだ」


ざきさん「正真正銘の、自分にとっての宝物を、な」


…それは、確かに大切にするだろう。

どこまでも信じるだろう。

そんな大切な宝物は…私にもあるのだろうか。

アヤさん「誰しも心に宝物はあるものだ。もしかしたら俺たちの話を全て聞いたら分かるやもしれんな」


ざきさん「ま、ともかく牡牛座はこんなとこだな」


アヤさん「頑固でマイペース、ゆったり、のんびりで」


ざきさん「大切なモノは絶対に手放さない」


アヤさん「可愛らしい星座なことだ」


ざきさん「ホントだよな。まぁ幼児が無邪気に遊んでるのを見るのと同じだ。何故か微笑ましくなる」


…まったく、この二人はもっとこう、素直に誰かを褒めることを覚えた方がいいんじゃないだろうか

アヤさん「…じゃあ、ご希望に応えて最後に落としまーす」

は?

アヤさん「牡牛座は基本的に寝るの大好きだから、寝坊ですっぽかしとかよくあるからなー」


ざきさん「これ好きっ!って思っても一晩寝たらキレイサッパリ忘れてるとかな!」


はぁ…この二人は相変わらず…

アヤさん「んじゃ、次は双子座じゃなー」


ざきさん「はははーっ!バイバーイ!」


次回「双子座ってどんな人?」

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