EP9.「獅子座ってどんな人？」

アヤさん「時にな、太陽というのはそんなに熱くないんじゃないか？という主張があってな」

ざきさん「あー、あったな。実はめちゃくちゃ冷たい星なんじゃないかって」

アヤさん「それがな、太陽というのはある種の放射線を出していて、」

ざきさん「それが地球に届くまでに熱と光を帯びるようになるという主張をしている博士がいるんだよ」

アヤさん「まぁ、この主張も色んな変遷とか解釈を経て今に至っているから、トンデモ学説の可能性はある」

ざきさん「ただ、当たり前だとされていることを疑うことは、必要な場面もあるよな」

アヤさん「まぁ、実際太陽が熱かろうが冷たかろうが、太陽系の中心であることは変わりない」

ざきさん「そして今回は、そんな太陽が守護する星座、獅子座の話だ」

アヤさん「はい！獅子座のイメージは！？」

ざきさん「派手！ワガママ！自己中！！」

アヤさん「正解！！」

ざきさん「まぁまぁ、「イメージ」だよ、イメージ。」

アヤさん「イメージ、言い換えれば先入観というモノほど全く厄介なものは無くてな」

ざきさん「実はさっき挙げたイメージは実際の獅子座からかけ離れてるんよ」

アヤさん「そうであろう、そうであろう。常識や先入観は一度疑ってみるべきじゃの」

ざきさん「じゃあ獅子座はどんな人かって言うと、実はクール系な人が多かったりする」

アヤさん「獅子座というと、強そうだし熱そうだが、実はそれを押し出してることはあまりない。そもそも、分け与えることが大好きだ」

ざきさん「何でかって言うと、獅子座は王様だからなんだよな」

アヤさん「王様ということは、お金がたくさんあるな。周りに人もたくさんいるだろうな。いわゆる自由な生活が出来るだろう」

ざきさん「それを話し出すと説明面倒になるからパスだ！で、とにかく全部が満たされてるのよ。ちょっと想像してみ」

アヤさん「金庫には使いきれないほどの金銀財宝」

ざきさん「食べたいと言えば世界中の美食珍味がやって来る」

アヤさん「何にも縛られず、自分がやりたいようにやっていい」

アヤさん「そこで質問。その状態でまだお金いる？」

ざきさん「食べきれない量から更に盛り盛りにしたご飯いる？」

アヤさん「そうであろう？ならばどうする？」

ざきさん「そうそれが、獅子座。さっきもアヤが言った通り、獅子座は王様だからこそ分け与えるんよ」

アヤさん「もちろん、獅子座に生れた人間が全て恵まれた環境に居るわけではないだろう。だが、その気質は貴族のそれだ。大仰ではあるがな」

ざきさん「そう。だから獅子座は別に他人を蹴落とそうとか、出し抜いてやろうって気は全然ない。自分がどう力を発揮するかが大事なだけだ」

アヤさん「それにはおおよそ、２つ原因があってな。１つは口下手なところがあるのだな」

ざきさん「王様だからなぁ、一々口で説明するのは好きじゃないだろうな。当然例外はあるけど」

アヤさん「そしてもう１つは、自分への肯定感が原因だな」

ざきさん「獅子座は基本的に自分の事をOKと思っている人が多い。だから、自分のやることをクヨクヨ悩んだりする、というのは他の星座より少な目だ」

アヤさん「派手なものを肯定出来るのは自己への肯定感が高い人間だけだ。試しにお主、派手にスパンコールがついた服を着られるか？」

アヤさん「うむ、だろうな、知ってた。だがこの世の、特にアーティストという連中にはそういう服を好み、見事に着こなす者もいる」

ざきさん「何故、そんなことが出来るかって言うと、自分への肯定感が強いからだよ」

アヤさん「自分は美しい、素晴らしい、カッコいい。そう思ってるものだけが、煌めく衣を身につけられる」

ざきさん「だから、派手っていうのは必ずしも悪いことじゃないんだ。それだけ目立つモノを自分は着こなせるっていう自信の表れでもあるんだからな」

アヤさん「ただ、その自尊心の高さを上手く表現できないから、周りから理解されなかったり、派手だの自己中だの言われてしまうんだの」

ざきさん「まぁ、12星座はそれぞれ魅力があって、それぞれの課題があるからな」

アヤさん「さて、今日は与太話が多くなったからまとめるぞい」

ざきさん「獅子座は、自分への肯定、自尊心を持って、気高く生きて良し！」

アヤさん「あ、ただ言っとくと、行動しない獅子座ってのはただの自己顕示欲の権化だからな」

ざきさん「あと、自尊心の低さが裏返って、攻撃性を感じさせる派手な装いをしてる獅子座も要注意なー」

次回EP.10「乙女座ってどんな人？」