アヤさん「…で、次はなんだったかの?何座だったかのぅ?」
ざきさん「おじいさん、ご飯はもう食べたでしょ?」
アヤさん「おぅ?そうだったかのぅ?」
ざきさん「昨日な」
アヤさん「待て!虐待じゃねーか!ってか、昨日も今日も食ってねぇわ!」
毎度、仲が良いなぁ
アヤさん「罰として足の裏を山羊にペロペロされる刑な」
ざきさん「おいそれマジもんの刑罰じゃねーか!」
え、そうなの?
アヤさん「うむ、山羊の舌は非常にザラザラしているため舐められると至極痛いのだ」
ざきさん「足の裏ボロボロになるくらいヤバい」
…ってことで、今回は山羊座ですか
アヤさん「うむ、察しが良くて宜しい。ということで、ざっき、山羊座の特徴は?」
ざきさん「友情!努力!勝利!」
アヤさん「週刊少年ジ○ンプ!!」
ざきさん「後は伝統とか歴史とか実務能力など、現実的な力の持ち主だな!」
アヤさん「ただ、獅子座のように自分が目立とうとするタイプではないな」
縁の下の力持ちのような?
ざきさん「一概には言えねぇが、そういうところはあるかな」
アヤさん「山羊座としては、何かを守ることが得意なのだが、それは決して自分一人を守ることではない」
ざきさん「例え自分一人を守れても、自分の周囲を守れなかったらどうしようもないって考えてるフシがある」
アヤさん「つまり、人やグループの中で輝くタイプだということだな。組織のNo.2が山羊座だったら心強いな」
ざきさん「まじそれな。全体を見ながら様々なサポートしてくれそうだ」
アヤさん「ただし、理屈でガリガリと通すタイプではない」
というと?
ざきさん「山羊座の好き嫌いって実は感覚的なところがあるんよな」
アヤさん「何となーく好きとか、何となーく嫌い、とか」
それと実務能力がどうつながるのだろうか?
ざきさん「そいつを話すには、少し星座をさかのぼらねぇといけねぇな」
アヤさん「うむ。天秤座は自分とは全く異なる他者を見つけ」
ざきさん「蠍座はその他者と同一になることを望み」
アヤさん「その先にある射手座は、世界はとてつもなく広いことを実感する」
ざきさん「じゃあ、その広い世界を目の前にして、自分はどう生きていこうか。それを試行錯誤するのが山羊座だ」
アヤさん「頭で考えるだけでは行動できない」
ざきさん「闇雲にやってみるだけでは途方もない」
アヤさん「だから、山羊座は体全体を使って世界を受け止める」
頭も体も働かせるということだろうか
ざきさん「そういうこったな。だから実務的な能力があると言われる一方で、芸術的な才能もあると言われる」
アヤさん「この広すぎる世界と生身で対峙するのだからな。山羊座の感覚というのは、洗練されているがどこか原始的だ」
ざきさん「そのバランスというかギャップというか、そういうのが人の心をがっちり掴むこともある」
アヤさん「そして、アーティストのように評価を一身に受けるのも山羊座が望むところだ」
ざきさん「この世界で、自分なりの感覚で自分なりの行動を起こす。その上で山羊座は褒めてもらいたいと考えてるからな」
アヤさん「ぶっちゃけ言うと山羊座は高級志向だからな。良い思いがしたいし、良い暮らしがしたいし、何より褒めてもらいたい」
何だか子供みたいで微笑ましい。牡羊座なんかを思い出す
ざきさん「確かにな。だが、牡羊座はとにかく自分でやってみるって考えの一方で、山羊座は使えるものは何でも使うって考えだ」
アヤさん「山羊座の特徴に伝統や歴史のというのが含まれるのはそのせいでもある」
ざきさん「歴史や伝統ってのは要するに勝ちパターンだ。他のものより力があるから生き残った、その結果が歴史だからな」
アヤさん「そこから自分なりの勝利の方程式を組み立てるか、もしくはその権威を使って自分の望みを叶える。子供というのには、ちと賢いのぅ」
ざきさん「老獪といっても良い強かさを持ってるからな」
この世界と対峙し、使えるものを全て使い、この世界を生き抜いていく。それが山羊座なんだ
アヤさん「うむ。だが、「他者よりも秀でたい」という気持ちが思わぬ事故を起こすこともある」
ざきさん「簡単に言うと、勝てないならもういいやってそっぽ向いちゃうからな!」
アヤさん「その時の山羊座は徹底して目を閉じ、耳を塞ぎ、うずくまっているから苦労するぞ」
ざきさん「動かざること山の如しぃ!あ、あと権力とか肩書きに囚われやすいタイプだな!」
なんか、心なしか落とすのがソフトなような
アヤさん「そりゃ、お前さんが耐性ついてきたからな」
ざきさん「慌てふためくことがなくなってきたからな。つまらん」
い、意地が悪い…
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