アヤさん「はーい、問題!エレメントってなんだ!」
それを解説するのが今回のお話では?
ざきさん「うわっ、マジレスかよ...そんなんだと友達なくすぞ!」
アヤさん「そーだそーだ!」
あーもう…確か、『要素』って意味があったと思う
ざきさん「うわっ、正解答えやがった!」
アヤさん「つまらんなぁ、そんなんだと友達なくすぞ」
じゃあどうしろと!
アヤさん「はっはっは。まぁまぁ、落ち着くが良い」
ざきさん「俺たちが人を煽るのが好きなことくらい、知ってるだろォ?」
占い師、星詠み師としてどうなんだろうそれ
アヤさん「さぁな。ここでならどんな戯れ言も許されるでな」
ざきさん「とはいえ、話が進まんからそろそろ真面目に解説すっか。答えてくれた通り、エレメントは要素って意味がある」
アヤさん「じゃあ、何の要素かというと、この世界の構成要素だ」
いきなり話が大きくなった
ざきさん「話進めたらこの仕打ちかーい!...まぁ、占星術に限らず占いってのは世界を解き明かす1つの手段として生まれたからな」
アヤさん「根元を追っていくと話が壮大になるのは何事も同じよ。さて、では西洋占星術のエレメントには何があるかというと」
ざきさん「火、土、風、水、この4通りだ」
アヤさん「もちろん、占いによって違いはする。ワシが得意とする東洋の占術などでは木、火、土、金、水の5種類だ」
ざきさん「つまり、それぞれの占いの始まりを辿っていくと、その文明が世界をどう説明しようとしていたかが分かる」
そ、壮大だ…
アヤさん「うむ。とはいえ、あまり話を大きくしてもよく分からんことになるから、小さくしよう」
ざきさん「実は十二星座は西洋占星術の4つのエレメントにそれぞれ分けられている」
アヤさん「例えば、火。これに属するのは牡羊座、獅子座、射手座だ」
ざきさん「土は牡牛座、乙女座、山羊座。風は双子座、天秤座、水瓶座」
水瓶、なのに風なんだ
アヤさん「まぁ、水瓶座の神話から考えると風であるのは分かるだろう。忘れた者は昔の記事から復習するんだぞ!」
どこに向かって何を喋ってるんだろう
ざきさん「はいはい、話を元に戻すぞー。最後に、水の星座は蟹座、蠍座、魚座だ」
アヤさん「ざっと、エレメントに区分けしたな。実はこのエレメントを使うと各星座をイメージで捉える事ができる」
ざきさん「例えば、火の星座って聞くとイメージとしてはどんな感じだ?」
熱いとか、元気とか?
アヤさん「そういうことさな。牡羊座、獅子座、射手座の話を少し思い返すが良い」
ざきさん「彼らに共通するのはエネルギッシュや情熱という言葉だ」
あぁ、確かに
アヤさん「火の星座とは主に精神性を重んじる」
ざきさん「牡羊座は何か新しい事をやってみたくてたまらないし、獅子座は例え状況が悪くても品位を落とそうとはしないし、射手座は冒険に出掛けることを好む」
アヤさん「溢れ出るスピリッツとパッション!」
なるほど、じゃあ土の星座は?
ざきさん「土は現実性や物質的な価値を重視するな」
アヤさん「精神的な豊かさよりも、物質的な豊かさを重要視するな」
ざきさん「概念とか信念とか、目に見えないものもあまり信用してないな。具体的に存在するものを見つめている」
火の星座とは逆ということかな?
アヤさん「そう思っても良いだろうな。火の星座は人はパンのみで生きるに非ずと言うが、地の星座は人は霞を食って生きているワケではないと言うだろう」
ざきさん「のんびりしたい牡牛座にはのんびりできるだけの環境と状況が必要だし、乙女座は絶えず周りを観察して現実的に人の役に立ちたいと思っている」
アヤさん「山羊座に関しては現実的な成功とその生き方が密接だな。このように、土の星座は安定というものが何より重要視する」
そうしたら、風と水はどうなるんだろう?
ざきさん「風は論理を、水は情緒を大事にするな」
アヤさん「風の特徴としては、フットワークの軽さと美学などのセンスを兼ね備えている」
ざきさん「だから、重苦しい状況なんかは苦手だな。げんなりする。特に束縛されるとか無理だろ」
アヤさん「双子座は言葉によるコミニュケーションを大事にするし、天秤座は一歩引いて全体を俯瞰する」
ざきさん「水瓶座に関しては、見たこともないものを見に行きたいって好奇心の塊だな」
アヤさん「どうして、彼らがそこまで『外』との接触にこだわるかというと、分かるか?」
目の前のものと自分は別の存在だと思っているから?
ざきさん「お、やるじゃないの。そう、風の星座は自分と相手は全くの別存在だと本能的に思ってる」
アヤさん「そして未知の存在のことを知りたい、理解したい。そのために言葉や情報を駆使するのだな」
ざきさん「としたら、水の星座ってのはその逆みたいなもんで、相手と一体化しようとする星座だ」
アヤさん「言葉ではなく、実感や情で相手と繋がろうとする」
ざきさん「だから感応力や共感力は高い。何となく、で相手や場の状況が分かってしまうところがある」
アヤさん「蟹座は自分の大切な存在を守りたいし、蠍座は自分とは存在を事にするものと溶け合いたい」
ざきさん「魚座なんかは、境界線とか線引き関係なく自由でいるからな」
アヤさん「言葉によって場を盛り上げるのが風の星座なら、存在によって場を包み込むのが水の星座だな」
話を聞いていて思ったのだけど、火と風、土と水ってなんだか似てる?
ざきさん「似てるかどうかは置いておいても、仲良しであることが多いな」
アヤさん「自然界の中で言えば、火は風によって大きく踊り、水は大地という器の中に収まるからな」
ざきさん「もちろん、火と水や風と土が仲が悪いってことはねぇが…しっくりこない仲だってのはあり得るかもな」
アヤさん「さて、ざっくりとエレメントを話したが、何となく各星座をイメージで捉え直せたのではないか?」
それはそうなのだけど、実は、
ざきさん「同じエレメントでも多少の違いや振る舞いの違いがあるのは何故かってことだろ?」
…これが蠍座の察する能力?
アヤさん「と言うより、そう来るのは分かっておったからな」
分かってた?
ざきさん「ま、ともかく次は『アクト』について説明しようか」
アヤさん「エレメントとアクトが把握できれば、これまで長々と語った十二星座の解説を忘れていても大体は察することができるからの」
たまに二人が、こちらを見透かしたようなことを言うのは何なんだろう?
ざきさん「教えたら面白くないだろ?」
ほんと何なの...
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